浅田真央が世界選手権で完敗! 女王キム・ヨナは今季世界最高点で別次元!

(03/18)

浅田真央(あさだまお=22)はフィギュアスケート世界選手権で16日､フリープログラムの演技を行い3位に終わった｡
復帰したキム・ヨナ(22)は､今季世界最高の合計218.31点で4年ぶりの世界一に返り咲いている｡

14日のショートプログラムで､6位と出遅れてしまっていた浅田｡
フリープログラムではジャンプのミスも乗り越え､自己ベストを更新する合計196.47点という結果を残した｡
演技を終えた浅田は､
｢最高の演技ではなかったけれど､ここまでの練習と過程は最高だった｣
と前向きなコメント｡

しかし､キム・ヨナについて聞かれると､
｢久しぶりの再会だったので､キム・ヨナ選手のことをたくさん質問されていつものような気持ちじゃなかった｣
とライバルの存在がプレッシャーだったことを認めた｡
そして浅田は､
｢ミスしない演技をして､どれくらい争っていけるか試したい｣
とノーミス演技を誓った｡

一方のキム・ヨナは昨シーズン休養しており､2年ぶりの世界選手権｡
前半のショートプログラムでは1位､その後のフリープログラムでもノーミスの演技を披露｡
客席からはスタンディングオベーションも起きた｡
彼女は､フリープログラムの演技を終えて､
｢緊張はしたけれど､慣れている｡
いいプログラム､いい曲なので楽しめた｣
とコメントからは余裕すら感じられた｡

その他の日本選手は､村上佳菜子(むらかみかなこ=18)が自己最高の4位､鈴木明子(すずきあきこ=27)が12位という結果だった｡

ライバルであるキム・ヨナとの対決に完敗した浅田｡
2014年に控えるソチ五輪まで､あまり時間も残されていない｡
五輪での金メダル獲得には､まだまだ険しい道のりが続きそうだ｡(佐々木)