ロッテ、日本新の1イニング15点!! 六回、48分の猛攻!!

11日に行われたロッテ-広島の試合で、
ロッテが両リーグを通じて今季最多の23得点で勝利し、
連敗を2で止めた。

六回7-2、5点リードの場面だった。
先頭の福浦の左前安打を合図に、48分間にも及ぶ攻撃が始まった。
打者20人の猛攻で12安打15得点。
1イニング15得点、15打点、14者連続得点はプロ野球新記録である。
10打数連続安打もプロ野球タイ記録で、
12安打も史上2位タイだった。

交流戦に入り、ロッテ打線は不振に悩んでいた。
5月31日のヤクルト戦の五回から、23イニング連続無得点を記録。
10日までのチーム打率は、リーグ最下位の2割5分にまで沈んでいた。
5日の中日戦後には、バレンタイン監督が
「打撃コーチを一時的に交代させる」
と言い、解任騒動が起きるほどの非常事態だった。

このとき批判されたのは高橋打撃コーチだったが、
「悪いときに選手を責めても仕方がない。
選手たちを信じてやっていくしかない」と話し、
全体練習前に打率が下降気味だった井口にアドバイスを送るなど、
しっかり指導を続けていた。
その甲斐あってか打線は記録ラッシュの大爆発。
チーム打率は一夜で7厘アップした。

しかし、チームはまだ5位。
「2009年の攻撃陣はこれだけの記録を作れる強さを持っている。
これからの良い弾みになる。」
と話したバレンタイン監督だが、打線の好調を維持できるか。
再び沈黙打線に戻らないことを祈るばかりである。

(2009年6月12日)

その他のBASEBALLニュース