西武・中村、左肩負傷は深刻… アノ大投手も同じ怪我で再起不能に
今月15日、西武の主砲・中村剛也内野手が、左肩肩甲下筋の筋損傷のため出場選手登録を抹消された。中村は14日の阪神戦の守備中、一塁線のゴロをダイビングキャッチした際に負傷。
患部は肩甲骨裏側の筋肉の深層部で、通常痛める例はほとんどない箇所だ。
佐々木誠チーフトレーナーは、
「(腕を内側から外に出す)バットスイングの動作が、そこに一番負担がかかる」(日刊ゲンダイより)
とした上で、
「何日で痛みが落ち着くかでその後の予定は立つけど、自分の見た感じだと10日で戻ってこられるほどではない」(同)
と長期離脱を覚悟。
「この状態で無理をさせるとすごく長引くからね。シーズン終盤の1打席とかならともかく、まだこの時期。彼にとってはこれからの野球人生の方が長いわけだから」(同)
と無理をさせれば中村の選手生命にも関わることを示唆した。
中村はここまで54試合に出場し、打率.258、13本塁打(リーグ1位)、44打点(同)。
開幕直後は不振に苦しんだものの、交流戦22試合で12本塁打と調子を上げてきていた。
出場選手登録を抹消された直後、中村は報道陣の取材に対し、
「チームも良くなってきて、僕が離れると変わることもあると思うので申し訳ない。治すことをしっかり考える」(スポニチアネックスより)
と気丈にコメント。
しかし一方で、
「歩いていても痛い」「バットを振れない」(同)
と弱音を漏らすなど、左肩の状態が予想以上に深刻であることをうかがわせた。
中村がここまで不安になるのにはワケがある。
左肩肩甲下筋を故障した例は少ないものの、同箇所を痛めたソフトバンク・斉藤和巳投手は2007年を最後に4年間登板なし。
現在はリハビリ担当コーチをしながら復帰を目指しているが、再びマウンドに上がるのは絶望的といわれている。
また、巨人のエースとして通算135勝を挙げた伝説的投手・江川卓も、この肩甲下筋を痛めたことが原因となり32歳という若さで現役を引退した。
天性の長打力で、シーズン55本塁打のプロ野球記録更新を期待されている中村。
2人の大投手を再起不能に追いやった厄介な怪我を克服し、再び豪快な本塁打を見せてほしいものだ。
(2012年6月23日)
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