ブルージェイズ･五十嵐､わずか2試合で戦力外に… 選択肢は他球団かマイナー契約

米大リーグ･ブルージェイズは27日､五十嵐亮太投手を戦力外とし､大リーグ契約の40人枠から外したと発表した｡

五十嵐は2010年にFA権を行使し､ヤクルトからメッツへ移籍｡
メジャー1年目は中継ぎとして34試合に登板したものの､1勝1敗2ホールド､防御率7.12と精彩を欠いた｡
昨季は45試合に登板し､4勝1敗2ホールド､防御率4.66と復調の気配を見せたが､オフの再契約交渉がまとまらず､パイレーツとマイナー契約｡
スプリングトレーニングに招待選手として参加していたが､開幕直前にブルージェイズへトレードされていた｡

傘下の3Aで開幕を迎えた今季は､自慢の直球にキレが戻り､19試合で1勝1敗4セーブ､防御率1.29の好成績をマーク｡
今月25日にメジャー昇格を果たし､
｢ようやく上がることができてほっとしている｡これからここでの成績が重要になってくるので､気を引き締めてやっていきたい｣(ニッカンスポーツより)
と意気込みを語っていた｡

しかし､昇格当日の25日は1回4安打2失点｡
セーブ機会に登板した26日は1死も取れずに2失点し､チームも敗戦｡
試合後､
｢現時点の力｡良くない状態を早く抜け出せるように調整したい｣(スポニチアネックスより)
と次回登板に向けて気持ちを切り替えていたが､わずか2試合で戦力外となった｡

五十嵐は今後､他球団からの獲得オファーを待つことになる｡
オファーがないければ､再びブルージェイズがマイナー契約を結び直す見通しだという｡

3Aでは日本時代の輝きを取り戻しつつあった五十嵐｡
まだ33歳と若いだけに､再び実力でメジャーへ這い上がってきてくれることだろう｡

(2012年5月28日)

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