巨人･内海が生え抜き左腕史上最高額でサイン! 杉内入団でも開幕投手譲らん!

巨人･内海哲也投手が6日､東京･大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み､1億円アップの2億2000万円で一発サインした｡
1億円増は2008年の上原浩治(現レンジャーズ)以来の大幅増｡
生え抜き左腕では高橋尚成(現エンゼルス)を抜いて球団史上最高額となった｡

内海は今季､28試合に登板して最多勝となる18勝､リーグ2位の防御率1.70をマーク｡
期待通りの大幅アップに､会見場では､
｢スカッとしましたね｡素直にうれしいです｣(スポーツ報知より)
と晴れ晴れとした表情を見せた｡

昨季の契約更改では､11勝をマークしながら2000万円のダウン提示でサイン｡
その際､
｢(来季は)査定を2倍にして取り戻す｣(同)
と語っていた｡
巻き返しを誓った今季は､神経を刺激して伝達機能を高め､筋肉の働きを向上させるトレーニングを導入｡
体幹がしっかりしたことで制球が安定し､調子が悪くても試合を作れるようになった｡

今オフもこのトレーニングを続けていくが､球速アップを目指し､
｢下半身を強化してレベルアップしたい｣(同)
と意欲的｡
エースとしての自覚も芽生え､
｢開幕投手を狙いたい｣(同)
と力強く宣言した｡

チームは今オフ､ソフトバンクからFAとなった杉内俊哉の獲得を目指している｡
通算103勝をマークしている左腕の入団が決まれば､開幕投手争いの強力なライバルとなるが､
｢杉内さんの方が成績が上ですし､話を聞いて肥やしにしたい｣(ニッカンスポーツより)
と入団を歓迎し､
｢(入団すれば)チームメートの一員ですし､やることは変わりません｣(同)
と自信をのぞかせた｡

内海が今季以上の成績を残すことができれば､2009年以来となる日本一はグッと近付くはずだ｡

(2011年12月7日)

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