人気低迷にあえぐ巨人が､斎藤佑樹を獲得しなかった衝撃の裏事情とは!?

13日に行われた韓国･サムスンとの練習試合で､ついに実戦デビューを果たした日本ハム･斎藤佑樹投手｡
名護市営球場には収容人数を上回る5200人ものファンが殺到し､報道陣も多数集結した｡

野球ファン以外をも巻き込み､連日のように報じられる"佑ちゃんフィーバー"｡
球界全体にとっては喜ばしいことだろうが､ある球団はこの事態に悔しさをかみ殺しているという｡

あるスポーツ番組担当者は､
｢とにかく今年は佑ちゃん一色でしょう｡これにはジャイアンツもかなり歯ぎしりをしているみたいです｣(週プレNEWSより)
と証言｡
そして､
｢それなら斎藤を獲ればよかったじゃないかって話ですよね｡人気低迷､視聴率低迷にあえぐジャイアンツにとっては､ノドから手が出るほど欲しい"救世主"だと思うんですが｣(同)
と巨人が斎藤を獲得しなかったことに疑問を投げかけている｡

昨季､地上波で放送された巨人戦ナイターの平均視聴率は8.2%｡
この数字を受け日本テレビは､今季のナイター中継を7試合に削減することを発表した｡

そんな危機的状況の中､巨人がドラフトで1位指名したのは中大･沢村拓一投手｡
4球団が競合した斎藤には見向きもしなかった｡

確かに､実力面では沢村の方が評価は上だ｡
しかし､球界の盟主として人気回復を目指すという選択肢はなかったのだろうか｡

ある球界関係者は巨人が斎藤を指名しなかった理由を､
｢巨人は自らのメンツを取ったんですよ｡斎藤を指名しなかった理由はただひとつ｡彼が巨人に忠誠を誓わなかったからです｣(同)
と説明｡
なんと､巨人は斎藤に対して"巨人以外には行かない"という約束を取り付けようとしていたというのだ｡

当然､斎藤側はこの要求を拒否｡ドラフト前に12球団OKの姿勢を明らかにした｡

前出の球界関係者は巨人のこうしたやり方を､
｢巨人のある関係者はこう言ったといいます｡『斎藤はうちの球団に頭を垂れなかった』と｡もう完全に裸の王様ですよ｣(同)
と痛烈に批判｡
どうやら巨人は､斎藤を"獲得しなかった"のではなく､"獲得できなかった"ようだ｡

アマチュアの有力選手がこぞって巨人入団を希望していたのはもう過去の話｡
このような傲慢なやり方が本当に行われているのであれば､巨人の人気低迷はしばらく続きそうだ｡

(2011年2月20日)

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