西武･涌井秀章､3度目の交渉も決裂!! 10年ぶりの年俸調停も示唆!!

西武･涌井秀章投手が5日､3度目の契約更改交渉に臨み､過去2回と同じ現状維持の年俸2億円プラス出来高の提示を保留｡
初の越年交渉も両者の主張は平行線のまま｡
自費キャンプどころか調停も視野に入れ､改めて徹底抗戦していく構えを明らかにした｡

今回も代理人の大友良浩弁護士を伴い､約1時間半の交渉に臨んだ涌井は､
｢結局は後半戦の話でまとめられてしまう｡席に座って年俸も出来高も昨年と同じだと､先制パンチを食らいました｣(スポニチアネックスより)
と浮かない表情｡
球団側に初めて具体的な希望額を伝えたが変化はなかったという｡

涌井は今季､チームトップの14勝(8敗)を挙げたが､優勝争いがし烈になった8月以降は3勝2敗｡
チームはシーズン2位に終わり､クライマックスシリーズでもロッテに敗れた｡

交渉を担当する前田康介球団本部長は､
｢十分に検討した結果｡評価を見直すことは考えていない｣(サンケイスポーツより)
と改めて説明｡
涌井にも交渉のために用意した資料を自宅に忘れるという痛恨のミスはあったが､
｢きょうの感じだと(資料が)あっても(提示は)変わらなかった｣(スポーツ報知より)
と苦笑いを浮かべるしかなかった｡

今後は自主トレに集中するため､大友弁護士に交渉を一任｡
｢(サインは)1月中が一番いいと思う｣(ニッカンスポーツより)
と早期決着を希望しながらも､
｢(自費キャンプや年俸調停など)最悪の事態を考えなくもないです｣(同)
と2001年の下柳剛投手(当時日ハム)以来となる年俸調停も示唆｡

若きエースの2011年は波乱のスタートとなった｡

(2011年1月6日)

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