つかみはOK!? ツインズ･西岡剛の決意表明に米国人記者が爆笑!?

ロッテからポスティングシステム(入札制度)で米大リーグ･ツインズと3年契約を結んだ西岡剛内野手が19日､本拠地･ターゲットフィールドで入団会見を行った｡
背番号｢1｣の真新しいユニフォームに袖を通した西岡は､
｢優勝を第1目標に戦っていきたい｣(ニッカンスポーツより)
と宣言｡
日米合わせ約100人の報道陣が見守る中､幼い頃からの夢だったメジャーリーガーとしての第一歩を踏み出した｡

会見の冒頭で､
｢ツインズの一員になれて興奮している｣(デイリースポーツより)
と事前に練習したという英語であいさつした西岡｡
たどたどしい英語ながら懸命さが伝わったのか､記者達からは拍手が起きた｡
さらに､米国人記者から二塁手か遊撃手のどちらでプレーしたいかと問われると､
｢ルーキーなので､どこを守りたいと発言する権利も立場もない｡監督がボールボーイをしろといったらします｣(中日スポーツより)
と回答｡
これには記者だけでなく､会見に同席したツインズのガーデンハイアー監督も大爆笑｡
"西岡流"の決意表明は見事に米国人のハートを掴んだ｡

ロッテ時代に背負っていた思い入れのある背番号｢7｣は､チームの中心選手であるマウアー捕手がつけているため､球団が提案した数字の中から｢1｣を選択｡
西岡は､
｢1番には何の思い入れもない｣(スポニチアネックスより)
と笑いながらも､
｢1番という番号に歴史を刻んでいきたい｣(同)
と意気込みを語った｡

ツインズの地元･ミネアポリスでは会見の翌日､各紙が西岡の記事を大きく掲載｡
『パイオニアプレス』ではスピードのある西岡はチームの戦い方に合っているとし､チーム初の日本人選手に大きな期待を寄せた｡
また､大リーグ公式サイトでは､
｢素晴らしい第1印象を与えた｣(サンケイスポーツより)
と英語でのあいさつなどを好意的に報じている｡

好印象をもって迎えられた西岡だが､メジャーではあくまでも"ルーキー"｡
本当のアピールはこれから始まる｡

(2010年12月20日)

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