岩隈久志､まさかの楽天残留か!? あまりの低評価に移籍交渉が破談!!

ポスティング･システム(入札制度)による大リーグ移籍を目指していた楽天･岩隈久志投手と独占交渉権を持つアスレチックスとの契約交渉が破談したことが21日､分かった｡
岩隈は規定により来年11月まで再度のポスティング申請ができないため､楽天に残留することになりそうだ｡

アスレチックスの地元紙『サンフランシスコ･クロニクル』電子版によると､岩隈は1年あたりの年俸1800万ドル(約15億円)相当の契約を希望｡
しかし､アスレチックス側の提示は300万ドルから500万ドル(約2億5000万円から4億2000万円)と大きな開きがあったという｡

また､独占交渉権を獲得するために使った入札額1500万ドル(約12億4500万円)についての認識も両者には大きな違いが見られた｡
アスレッチクス側は入札額も岩隈の獲得費用として計算｡
つまり､提示した年俸と入札額を合わせた金額が岩隈への評価というわけだ｡
しかし､岩隈側は楽天球団に入る入札額と自身の年俸は別物だと主張｡

交渉期限は日本時間12月8日午後2時だが､球界関係者は､
｢それを待たずして両チームから(破談が)発表されるだろう｣(サンケイスポーツより)
とコメントした｡

この日､Kスタ宮城で自主トレを行った岩隈は交渉について､
｢僕から話すことは何もない｡代理人に任せていますから｣(スポニチアネックスより)
と言葉少な｡
しかし､兵庫県内で行われたゴルフコンペに参加した星野監督は､
｢きょう(21日)か､あす､うれしいニュースが発表される｡よし!という感じ｡球団がちゃんとやってくれている｣(同)
と笑顔｡岩隈の残留に対するコメントと考えて間違いないだろう｡

入札がありながら交渉が破談したのは初のケース｡
岩隈は来季､海外FA権を行使してのメジャー挑戦を目指すことになりそうだ｡

(2010年11月22日)

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