さようなら木村拓コーチ・・・四十九日公開法要での一般焼香

くも膜下出血のため4月7日に帰らぬ人となった巨人・木村拓也コーチ(享年37歳)の四十九日法要が16日に宮崎市で営まれ、一般焼香も受け付けることになった。
これまで球界関係者のみを対象に葬儀・告別式、お別れ会が営まれたことはあったが、一般の参列が認められるのはこれが初めてとなる。

この一般焼香は、別れを惜しむファンの声によって実現された。
4月10日の広島市内で営まれた葬儀・告別式には、参列できないと知っていながらも斎場外に500人を超えるファンが集まった。
4月24日に行われた広島との追悼試合には東京ドームに4万6673人が詰め掛けた。球場前に設置された特別献花台に訪れるファンは絶えることがなく、献花者は1万1790人にものぼった。
宮崎市をはじめ、追悼式典への参加や問い合わせが各所に殺到し、これを受けた宮崎市の菊池庸裕副市長が木村拓コーチの父・茂夫さんに打診。
菊池副市長と茂夫さんが旧知の中であったこともあり、四十九日法要での一般焼香が実現に至った。

故・木村拓コーチの四十九日法要は16日、宮崎県宮崎市田野町乙9398の西導寺にて営まれ、一般向けの焼香は同日正午から受付が始まる。

(2010年5月12日)

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