東京DOGS
[第7話]
由岐(吉高由里子)は、神野の恋人であったことを奏(小栗旬)とマルオ(水嶋ヒロ)に打ち明ける。それ以来、由岐と奏は、ほとんど口をきいていない…。そんな2人の気まずい雰囲気をマルオは何とか打破したいと思っていた。11/30放送
先日の麻薬取引の検挙では、神野を捕まえることはできなかったが、彼の組織の部下を数名逮捕することに成功していた。神野に繋がる有力な情報は得られなかったが、鈴江(志賀廣太郎)が、近々、野球賭博が行われるという情報を入手する。どうやらプロ野球選手でピッチャーの矢野(塚本高史)選手が関与しているらしい。そこで、奏とマルオは、矢野の張り込みを開始する。
一方、何とか奏と由岐の気まずい雰囲気を打破したいマルオは、久しぶりに3人でディナーを食べることを由岐に提案する。すると由岐は、手料理を作って待っていると言った。
野球場で奏とマルオが矢野を見張っていた。すると突然、奏が「本人に聞いてみる」と言い出し、奏とマルオは、矢野に直接、「野球賭博に関わっているのではないか」と訪ねる。もちろん、正直に答えるわけがないのだが…。その時、マルオは野球スタンドでこちらに視線を投げかける不審な男に目が留まる。
野球場からの帰り道、マルオは「由岐との食事会」の件を奏に再確認して、先にマンションに帰るように促し、マルオはディナーの後、3人で食べるケーキを買いに出かけた。ケーキが梱包されるのを店内で待っていたマルオは、スタンドで見かけた不審者が、店の外の歩道を歩いているのを見つける。
不審者の後を追ってビルに入っていくと、そこには、野球賭博を行っている組事務所があった。マルオは大友(三浦友和)に連絡を入れると、一人でガサ入れに入ることを伝える。大友は「待て」と言うが、マルオは「元ジメの情報さえつかんで一斉摘発すれば、一網打尽にできる」と大友を説得した。
マルオは、こっそり事務所に忍び込み、パソコンのデータと証拠の資料を携帯電話のカメラで撮影するが、そこに組の連中が戻ってきた。殴りあいになってケガを負いながらも、何とか証拠のデータや画像を持ち帰ることに成功する。
一方、そんなことを知らない奏と由岐は、2人でマルオの帰りを待っていた。「なんだか悲しいね。2人別々の思いで、同じ人を追いかけていたんだね…」重々しい雰囲気ながらも、由岐は自分の思っていることを伝える。「変えられないよね、過去は…」由岐の言葉が切なく響いた…。
傷だらけで帰ってきたマルオは、データを奏に渡した。マルオの傷の治療を行う由岐は、「奏と、ちゃんと話ができたよ」とマルオに報告をするのだった。
翌日、日米野球が開催される前に、矢野の自宅前と、野球場で、特殊捜査課による野球賭博の一斉摘発が行われた。次々と賭博に関わった暴力団達が逮捕された。
奏は、この試合で先発出場する矢野に会いに行っていた。野球賭博に関して、一斉摘発が行われたことを知った矢野は自らも逮捕されることを覚悟する。矢野は野球賭博に関わっていたことを自供した。矢野の「もうおしまいだ。過去はどうすることもできない…」という言葉に、奏は「あなたの過去に何があっても、信じてくれる人はいます」と奏は言葉を返した。奏はこの試合で投げ終わるまで、矢野に逮捕の猶予を与える。矢野は奏の気持ちに感謝し、この試合を精一杯投げきった。
試合が終わった後、奏とマルオが矢野の元へ出向くと、矢野は奏に「ありがとう」と感謝の言葉を述べ、自ら両手を差し出した。そして、「家族に伝えてください。必ずやり直すと…」と言葉を残すのだった。
事件が解決して、マルオは一足早く由岐のいるマンションへと帰る。由岐は疲れて既に眠っていた。マルオはそっと由岐の部屋の扉を開ける。そして彼女の寝顔を見て「かわいい〜」と声を上げる。そのとき、突然、由岐がうなされて、「神野さん!」と大声で叫びながら飛び起きた。
由岐は、あのホテルでの出来事を全て思い出した。あの日、アメリカで神野の部屋にいた由岐は、複数の男たちが部屋に入ってくる物音を聞いて、咄嗟にクローゼットの中に隠れた。部屋に入って来たのは、神野と複数の日本人、そして複数のアメリカ人だった。そこで争いごとが起きて…。神野はアメリカ人のマフィアに、近距離から発砲され…。
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第1話
NY警察のエリート刑事。やさしく紳士的だが、融通が利かない一面アリ。
小学生の時に父親を目の前で殺された。
犯人のいるNYに渡り、いつか検挙しようと思っている。
軍隊仕込みの知識がある。
仕事に関しては常に冷静で厳しい。
警視庁・特殊捜査課所属。
血の気多い暴走族上がりのやんちゃな人間。
空手、柔道、テコンドーなどあらゆる格闘技を習得している。
趣味は「合コン」。
事件の核心を知るはず・・・の女。
極度のショックから記憶を失っている。
工藤の後輩刑事。
ミスをしたり犯人に泣き言を言ったりする。
警視庁特殊捜査課課長。
過去に奏の父と仕事をしていた。
中間管理職、係長。
部下には厳しいが上司には弱い。
同僚のパパ刑事。
定年間近の刑事。
女医。
松永由岐の診察を担当している。
奏のことをめんどくさいと思う。
工藤の後輩刑事、堀川経一の彼女。
暴走族。
工藤の地元の後輩である。
高倉奏の母親。
息子のことをいつも心配している。
大事な場面で電話をかけてくる。
高倉奏の妹。
高倉カリンの彼氏。
高倉たちが追う組織の幹部。
由岐と同じバイトをし、情報を入手している。
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6834131007Y41011
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