オトメン(乙男)
[第9話]
――秋がやってきた。10/13放送
剣道部は全国大会に向けて練習に励む毎日だ。飛鳥と多武峰の仕上がりも順調だった。そんなある日、銅蘭高校と練習試合が決まる。
一方、この時期、銀百合学園では「銀−1グランプリ」の行事が行われる。「銀ワン(=銀−1グランプリ)とは、生徒たちがお笑いを競い合う大会だ。当日は各クラスが模擬店を行い、近所の住民や他の高校生たちもやってきて、毎年、たいへん盛り上がりを見せる催しだった。
飛鳥(岡田将生)のいる2年A組は飲食店をやることに決まる。リョウ(夏帆)が厨房の責任者に選ばれたことから、飛鳥と一緒にメニューを考え、カレーライスとハンバーグを融合させた料理を出すことに。その名も「銀百合てっぺんバーグカレー」だ。
そんなある日、大和(瀬戸康史)と磯野(澤部佑)は、剣道部顧問の都塚猛(高田延彦)に頼まれて、練習試合の書類を提出するために銅蘭高校を訪れる。ところが、その学校は暴力がはびこる問題惶だった。敷地内に入ったとたんに校門を閉じられ、ヤンキーの生徒たちに追いかけられる大和と磯野。とっさにある教室に逃げ込む2人。そこにはサラサラの長い髪を風になびかせて一人で静かに読書をしている美由紀(山下リオ)がいた。美由紀は、掃除用具に隠れた2人を助ける。磯野は美由紀に一目惚れだ。これをきっかけに磯野と美由紀はメール交換を行う。
磯野は美由紀を「ミウミウ」と呼び、休日にはデートするようになる。
練習試合当日、仕事の都合で来られない都塚猛に代わってリョウが同行することに。飛鳥たちが銅蘭高校を訪れると、剣道場にはヤンキーな生徒が大勢囲み、とても剣道の試合場ではない雰囲気だった。選手も強面ばかりだ。そんな中、試合が始まるが、銅蘭の剣道部員は汚いことばかりする。防具の付いていないところばかり狙ってくる。 しかし、飛鳥と多武峰一(木村了)の活躍で銀蘭高校が勝利したが…。
試合終了後、磯野は学校の隅でミウミウ(山下リオ)に会っていた。仲のよい2人の姿にほのぼのする銀蘭高校の剣道部員たちだったが…じつは磯野はミウミウにお金を貸していた。美由紀の親が病気で治療費がたりないらしいが…。お金を渡した磯野は、美由紀に「銀ワン」に来るように誘う。「友達をたくさん誘って行くね!」ミウミウは笑顔で応えた。
その後日、都塚猛は「剣道部の遠征費用10万円」が無くなっていることに気づく。犯人は磯野だった…。
――「銀ワン」当日。
りょうは厨房の責任者として厨房で頑張っていた。飛鳥と充太(佐野和真)は「銀百合てっぺんバーグカレー」のチラシを手に呼び込みをする。そんななか始まった「銀ワン」。2年A組のコントには多武峰も出場していた。2年A組のコントは大ウケだったが、残念ながら優勝はできなかった。
そこにミウミウがやってくる。銅蘭高校のヤンキーたちを大勢引き連れて…。銅蘭高校のヤンキーたちは銀蘭高校の気の弱そうな生徒を見つけると次々と捕まえてカツアゲを始める。磯野は校内でヤンキーたちと一緒にいるミウミウを見つけると説明を求めるが、磯野と仲良くしたのは全て金が目的だったと、ミウミウは暴露する。
「金、返せよぉ!」怒った磯野は、ミウミウが持っていたカツアゲしたお金の入った鞄をひったくると、校外へ逃走する。後を追う銅蘭高校のヤンキーたちは、磯野を町内にある神社の敷地に追い詰める。ヤンキーたちが磯野に襲いかかろうとしたとき…大和からの報告を聞いた飛鳥とリョウが駆けつけた。
銅蘭高校のヤンキーたちは飛鳥に木刀を投げ渡すと「乱闘騒ぎを起こせば剣道部は出場停止や廃部になるから手出しできないだろう」と笑い、飛鳥に斬りつけてきた。すると飛鳥は相手の攻撃をかわし、鋭く応戦して相手を倒す。
「今は、目の前の敵を倒すだけ」飛鳥とリョウは身構えた――。
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銀百合学園2年A組の男の子。
9月6日生まれの乙女座で血液型はA型。
正宗インターナショナルの御曹司である。
柔道初段、空手2段の有段者であり、
剣道では全国制覇を果たしている成績優秀な剣道部主将。
もちろん学校内でもモテモテで「男の中の男」と女の子の間で評判の美男子。
しかし、そんな飛鳥には誰にも言えない秘密があった!
実は飛鳥の趣味は料理や裁縫。
苦手なものは暗闇、ヘビ、カエル、怪談。
好きな色と言えばブルーよりピンクを選ぶ“女の子っぽい男子”通称「オトメン」なのである。
都塚りょうと出会い恋をしてしまったことで、乙女心が燃え上がる。
銀百合学園高校にやって来た転校生の女の子で、
飛鳥が一目惚れするほどの超美少女(天然)。
血液型はO型。
正義感の強い真面目な性格で、その可愛らしい容姿とは裏腹に趣味思考はかなり男性的。
カツアゲをしていた不良に挑みかかっていった所を飛鳥に助けられた。
父親に鍛えられた武術の腕前は、猛獣と格闘できるほどらしい。(特技はハイキック)
男らしさと乙女らしさを兼ね備えた飛鳥をすごい人だとリスペクト。
飛鳥を守ってあげたいと思う気持ちが、果たして恋愛感情に変わるのか…?
飛鳥のライバルで、金原学園の2年生。
昔は剣道をやっていて、かなりの腕前だったようだ。
ある出来事から不良とつるむようになった。
意外な特技があるという…。
銀百合学園1年で、飛鳥の後輩。
飛鳥のことを先生と呼び慕う。
女の子に見間違えるほど可愛らしい容姿で、キラキラしている。
本人はそれがコンプレックスらしい。
銀百合学園2年A組で飛鳥のクラスメイト。
女癖の悪いプレイボーイとして有名。
実は幸花ジュエルというペンネームの、売れっ子漫画家である。
飛鳥とりょうをモデルに「らぶちっく」という少女マンガを描いている。
もちろん本人たちには内緒。
マンガのため、何かと2人に付きまとう。
銀百合学園2年A組、飛鳥の担任教師。
ハイテンションでおしゃべりな、教師らしくない教師。
常に生徒たちの言動にツッコミを入れる。
かなりの頻度で携帯電話で話し中。実は…?
少女マンガ界での有名人。
実は武道家だった。
数年前「俺は、本当は女になりたかったんだ―!」
と言いニューハーフになった飛鳥の父・正宗主水乃介がこの人。
飛鳥に、『男の子は男の子らしく』と言い続けている母親。
財閥・正宗インターナショナルの総帥で、銀百合学園の理事長を務める。
りょうの父で、警官。
警視庁武術師範である。
りょうを厳しく育てた。
チャラチャラ・なよなよ男は大嫌い。
警察剣道大会で10年連続優勝という経歴の持ち主。
やがて銀百合学園剣道部コーチに。
銀百合学園2年A組。華道部である。
自称・花の伝道師と言ったりする、ミステリアスな雰囲気の持ち主。
学園内に「秘密の花園」がある。
話している時に、度々花言葉を添える。
銀百合学園3年。
ずばり、お嬢様である。
成績優秀な万能タイプ。
男は誰でも自分が好きだと思いこんでいる。
飛鳥に接近の予感!?
銀百合学園1年で、充太の妹。
しっかり者である。
幸花ジュエルのマネージャー的存在。
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